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【製品情報】100Gbpsの世界

 

 

(わざわざここでのご説明は不要かもしれませんが、あらためまして)100ギガビット・イーサネット(100GbE)は物理層で最大100Gb/sの伝送速度を持つイーサネットの規格です。いったいどれほどの速さなのか、どれほどの情報量なのか、皆さまと共有したいと思います。

 

100Gb/sとは1秒間に100Gビット(10e10=10の11乗)のデータが転送されることです。

イーサネット上で1ビットの情報をやり取りする時間をビット時間といいますが、ビット時間は100G分の1秒(10e-11=10のマイナス11乗)となります。1Kバイトのデータ(を10ビットx10e3=10e4ビットとすると)を転送するのに10e-7秒しかかかりません。

真空中の光の速度cは約299,792,458m/s(0.29x10e9)なので、この時間に光はcx10e-6=29.9792458m進みます。

つまり100Gb/sのスピードで流れていくパケットを一つ一つを捕らえることは、光が30メートル進むのを次々に捕らえていくようなものなのですね。

 

では、100Gb/sのスピードで流れていくパケットが積み重なるとどのくらいの情報量になるのか、推測しましょう。

一般的に1GBのデータは新聞40ページに当たるといわれています。

100Gb/sは実効で約10GB/sに相当するので、1秒間に新聞400ページの情報が送られることを意味します。

1時間では36TBになり、新聞にすると、144万ページに相当するデータ量になります。

新聞紙の厚みは0.07mmだそうなので、裏表のページに印刷されている新聞144万ページを積み上げると約2000mになります。

 

100Gb/sのパケットを1時間キャプチャし続けると、新聞144万ページ、積み上げると約2000mの情報量。

 

この平積みで2000mの新聞紙から特定のページにある文や語を見つけ出すのが、アナライザの仕事なのですね。SYNESISはもちろんアナライザ機能も備えていますが、この膨大な約2000mの情報量を、例えば1mを読み解く手間まで削減するのも今後のSYNESISの目標です。