【ニュースリリース】200Gbps対応のパケットキャプチャ/解析システム 「SYNESIS」を大手通信会社から受注
株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五味 勝、以下 東陽テクニカ)は、世界初※1の200ギガビットのイーサネット(送信100Gbps、受信100Gbpsの計200Gbps)に対応した“大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」ポータブル型200G対応モデル”を2019年11月に、国内大手通信会社より受注したことをお知らせいたします。同モデルの受注は2019年10月の発売以来、初めてとなります。
※1 200ギガビット・フルレートパケットキャプチャ・ポータブル型において。2019年11月現在。東陽テクニカ調べ。
【 背景・用途 】
IoTやビッグデータ解析の普及、さらに日本でも商用サービスの開始が近づいてきた5G(第5世代移動通信システム)の進展によって、近年さらにネットワークの高速・大容量化が急速に進んでいます。今回の発注元である大手通信会社を始め各通信事業者は、200Gbpsの速度を保証した通信サービスの提供に注力していますが、これまではネットワーク内で障害が発生した際に200Gbps通信速度のパケットをキャプチャできる設備がなく、迅速・正確な障害解析と対策の実施が困難でした。この度「SYNESIS」ポータブル型200G対応モデルを導入することで200Gbpsでのパケットキャプチャが可能となり、ネットワーク障害解析と対策における課題の解決に繋がりました。また、当モデルは持ち運び可能なポータブル型であるため、障害が発生した地点に自由に設置場所を変えられることから、据え置き型のように予め複数箇所にパケットキャプチャ装置を設置する必要がなく、機器導入費用の削減も実現しました。
【 製品特長 】
「SYNESIS」は100Gbpsでもパケットを取りこぼすこと無くストレージへ書き込むことのできる当社保有の特許を活かし、イーサネット・ネットワーク上に流れるトラフィックをパケットロス無く連続して100%キャプチャし、迅速に正確な解析を行うことのできるLANアナライザです。主に高速・大容量ネットワークの通信トラブルの解析に役立てられています。
【 製品データ 】
■ 製品名:大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」ポータブル型200G対応モデル
■ 販売開始:2019年10月29日
【 主な特長 】
◆ ロスしないパケットキャプチャ力
高速な200Gbpsのトラフィックでもパケットを取りこぼすこと無く、連続して100%記録。
◆ 持ち運び可能
必要な現場に持ち込んでオンサイト解析が可能なポータブル型。
◆ 高速なパケット抽出力
キャプチャしたパケットのストレージへの書き込み時にインデックス情報を同時に保存することで、検索性を向上。データ解析時に全データの中から目的のパケットを抽出するための時間を大幅に短縮。
<全文PDF>
<関連資料>
- ニュースリリース:「SYNESIS」ポータブル型200G対応モデル発売
https://www.toyo.co.jp/files/user/corporate/doc/release/191029_synesis_200g_68007.pdf
- ライブデモ動画:「SYNESIS」200G対応モデルの紹介