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SYNESISの導入事例

SYNESISの導入事例

測定データの粒度が低いため、マイクロバーストのトラフィック状況と根本原因を検出できない

 

●課題の背景

マイクロバーストトラフィックは、瞬間的に発生する大量のトラフィックによってネットワーク中継装置であるルータ/スイッチの輻輳が引き起こされる現象です。輻輳によりパケットロスが発生し、再送、応答遅延につながり、ユーザ体験に悪影響を与えます。非常に短い時間で瞬間的に発生する現象のため、その検知や発生原因の特定には、高粒度な細かい時間間隔で収集されたパケットのキャプチャデータが必要です。
 

●SYNESISソリューション

SYNESISは、計算に 100 μ秒という高粒度の時間分解能が使用されるため、ネットワーク上のマイクロバーストを検出できます。予めしきい値を設定しておくことで、キャプチャ中にもリアルタイムな検出ができます。マイクロバーストが発生した場合、SNMP Trap、Syslog、e-mailでの通知が可能です。
使用率計算に利用される回線速度は、物理回線スピードではない値に設定することができます。これは、物理キャプチャインターフェースの回線速度が契約したトラフィック レートと異なる可能性がある場合に対応します。
また、適切に検出ができるように、検出後にしきい値を変更することが可能です。これにより過検知や検知漏れを防止できます。

SYNESISのマイクロバースト検知機能は、単位時間を設定した分解能で使用率を計算します。
分解能は “1000μsec” or “100µsec” で指定可能です。

マイクロバースト検出│ネットワークトラフィック解析ソリューション│東陽テクニカ【公式】

指定した使用率が指定した連続発生回数を超えた際に「マイクロバースト1回」とカウントします。

マイクロバースト検出│ネットワークトラフィック解析ソリューション│東陽テクニカ【公式】
マイクロバースト機能の仕様と画面

 

●ユーザベネフィット

トラフィック バースト状態の検出はネットワーク品質を向上させるための重要な要素であり、SYNESIS はそれらのイベントを検出するプロセスを簡素化します。
SYNESIS は、マイクロバースト発生のリアルタイムまたは事後分析でのアラートをサポートしているため、ネットワークを常に監視していなくても、いつでも通知を得ることができます。
また、バースト発生時のパケットを解析することでどのトラフィックがバーストの原因となったかを簡単に特定できます。