ビデオストリーミングの通信品質測定
●顧客
通信事業者(R&D部門)
●製品型番
●用途・要求仕様
国内の異なる2地点を結ぶネットワークで行われるビデオストリーミングの通信品質を測定し、安定した品質を提供したい。
●現状と課題
・遅延、パケットロス、ジッタなど通信品質を表すKPIを正確に測定するために、異なる2地点で取りこぼし無くトラフィックをキャプチャすること。
・2地点に設置されたパケットキャプチャツールを同期させ、同時にキャプチャさせること。
またそのトラフィックの品質指標を比較・分析できること。
●東陽テクニカソリューション
・2地点(サーバ側とクライアント側)にある2台のSYNESISで、ビデオストリーミングのトラフィックを同時にキャプチャ。
・2台のSYNESISは、それぞれ内蔵されたGPS受信機を使って同じ1台のGPS衛星に同期することにより、2台間で時刻同期。
・品質低下が発生していないかを確認するため、それぞれのSYNESISでキャプチャしたパケットデータの品質指標を比較。
●SYNESIS の強み (図2)
外部の時刻同期ソース GPS/PPS、PTP、NTP をサポート。
時刻同期の取れた複数のSYNESIS を、Web ブラウザからリモート操作可能。キャプチャや検索が実行できる。
*Wiresharkでトレースファイルの比較とQoS(パケット・ロス, ジッタ)解析が行える。
(図2)
●SYNESIS でキャプチャしたトラフィックを比較した結果(図3)(図4)
(図3 Excelシートを使っての遅延解析。データを比較することにより、クライアント側であるSYNESIS2でパケットロスが起こっていることがわかる)
(図4 Wiresharkを使ってRTP Stream解析し、パケット・ロスやジッタを確認)