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SYNESISの導入事例

SYNESISの導入事例

ネットワークパケットブローカー(NPB)からキャプチャ装置へのパケット転送時、遅延が発生して、タイムスタンプが不正確になる可能性がある

 

●課題の背景

ネットワークパケットブローカー(NPB)は、異なるソースからのパケットを効率的に受信し、集約・複製します。NPBを用いることで、従来のSPANやネットワークTAPの個別管理が不要となり、複雑なネットワークが簡素化され、運用コストの削減が期待できます。
また、NPBには、パケット受信時のタイムスタンプをパケット内に付与する機能があり、パケット受信時刻に基づいたネットワーク監視が可能になります。

キャプチャデータには、キャプチャ装置のパケット受信時刻がタイムスタンプとして付与されますが、パケットがネットワークの各ポイントを通過した時刻とキャプチャ装置に到達した時刻には差異が生じる場合があります。そのため、キャプチャ装置のタイムスタンプに基づいて解析を行うと、ネットワークの性能を正確に解析できない可能性が発生します。
 

●SYNESISソリューション

SYNESISは、以下のNPBベンダーのタイムスタンプ機能をサポートしています。

  • CGS Tower
  • VSS Monitoring互換 (NetScout, CUBRO, ProfiTap製品など)
  • Gigamon

SYNESISは本体のNIC(ネットワークインターフェースカード)がパケットを受け取ったタイムスタンプの代わりにNPBで付与されたタイムスタンプの時刻を基準として解析を行うことが可能です。ネットワーク上の複数のNPB設置ポイントでタイムスタンプを付与されたパケットを、NPBのタイムスタンプを使って解析することで、ネットワーク遅延、サービス品質(QoS)、ジッター、エンドツーエンドのネットワークパフォーマンス等をより正確に計測できます。

NPBタイムスタンプ機能概要│パケットキャプチャソリューション│東陽テクニカ【公式】
NPBタイムスタンプ機能概要

 

●ユーザベネフィット

今日のネットワークでは、多くの企業がネットワーク監視のためにNPBを導入しています。ネットワーク上の各ポイントに配置されたNPBの時刻を利用することで、各ポイント間での遅延やジッター、エンドツーエンドのネットワークパフォーマンスを正確に測定でき、通信上のボトルネックの特定に役立ちます。